多くの人が気になるのが探偵として働いた時の「給料(収入)」でしょう。
探偵が儲かるのかどうかは一概には言えません。
探偵の中には年収が1000万円を超えるという人もいますし、大手の調査会社では毎年億単位の売上を計上している会社もあります。
しかし、競争の厳しい業界で新規に開業してもつぶれてしまう探偵事務所も少なくはありません。
他の業界でも新しく起こした会社が後で生き残る確率は半分以下だといわれていますが、探偵業界ではもっと厳しいのが現状です。
探偵業は勝ち組と負け組に大きく差が開いているシビアな業界だといえるでしょう。
それでは、従業員として働いた場合のお給料はどうなのでしょうか。
調査会社の募集要項では手取り20万円前後の募集が多く、一般企業よりもすごく多くもらえるというわけではありません。
何年か働いて中堅の社員になっても手取りは30万円前後で推移しています。
年収でいうと400万円前後の従業員が平均的だといえます。
探偵はすごく儲かる!というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、意外と一般企業と変わりがないのですね。
ただこれはあくまで平均的な年収ですので、中にはフリーの調査員として月収が50万円を超えているという人もいますし、10年以上働いているのに手取り月収が20万円を超えないという悩みを抱えてる人もいます。
このお給料の違いは必ずしも本人の能力から来るものとは限らず、会社の業績に左右される部分も大きいです。
ですから、給料が少ないと悩んでいる探偵の方は業績が良い会社に移ることを検討するといいでしょう。
探偵の勤務形態について
お給料の事が少しわかったところで、今度は勤務形態についてみていきましょう。
探偵には決まった休日はないことが多いです。
クライアントの依頼によって調査日や調査時間が変わりますし、調査対象の動きは事前に把握することができませんから、急に尾行や張り込みに出かけたりしなければならないことも多くあります。
また、尾行や張り込みが続いてなかなか終わらずに帰れないということもあり、家族を持っている人には少し辛いかもしれませんね。
ほぼすべての調査会社で探偵は不規則な働き方をしていますが、大きな会社であれば代わりの人材を手配してくれる場合もあります。
どうしても外せない用事がある、なるべく家族の行事には参加したいという人は従業員の数が多く、人員を補充しやすい大手に就職すると良いでしょう。
探偵は先が読めない仕事でプライベートな時間が取りにくかったり、スケジュール調節が難しかったりしますが、それが嫌だという人は自分で開業して従業員を雇うという方法もあるでしょう。