女性探偵が活躍

女優の北川景子さんが主演でテレビドラマ化もされた探偵小説の「探偵の探偵」。
主人公は探偵事務所に勤務する女性探偵でその調査活動を描いた作品でした。

実際の探偵事務所には女性探偵は入るのでしょうか?

探偵事務所というとなんとなく薄暗いイメージで探偵という職業に携わっている人は少しアウトロー的な印象も少なくないかもしれません。

実際の探偵事務所を訪れた人はまずそんな印象やイメージは払拭されるかもしれません。
又、確かに男性探偵よりは少ないのは事実ですが実際、多くの女性探偵が活躍していますし、むしろ重宝がられています。

なぜ重宝がられるのでしょうか?
むさ苦しい男性探偵が多くいる事務所の中で花となる女性がいるだけでも華やいで、活気が出る為に重宝がられることも当然あるでしょうが仕事としても大いに
重宝がられているのです。
探偵が実施する調査の中でなんと言っても浮気調査が花形ですが最近では夫の浮気調査と同等の件数にもなるくらいに妻の浮気調査が多くなってきています。
妻の浮気調査というと対象者は女性となります。
女性の行動をマークしている際には平日でも退社後に女性特有の店舗にて買い物をしたりします。
化粧品店、装飾用品店などの小さな個人店舗であれば出入口などで出てくるのを待っていれば良いのですがデパートなどの大型ショッピングビルでは一緒に入って行かなければ見失ってしまう可能性が高くなります。
特に都心の繁華街では多くの女性専門のファッションビルが建てられています。
そんな女性を尾行するには男性だけではなかなか厳しい問題に直撃します。

女性専門店に男性がなかなか入ることや入ったとしても対象者に近づくことが出来ないのです。
余りにも目立ってしまいます。
そんな時こそ女性探偵であれば一緒に入っても、近づいてもまず怪しまれることはありません。
また夜間の尾行ですと女性はけっこう後ろを警戒して歩く人がいます。
男性が後ろから来るとわざわざ立ち止まり、先に行かせたり、逃げるように小走りで立ち去ろうとします。
決して探偵の尾行に気付いている訳ではないのです。
人通りの少ない路地ではやはり気味が悪いからでしょう。
女性の人なら誰でもそうすることでしょう。
ところが後から来る人が女性であったり、アベックであったりすると安心するのか普通に歩いていきます。

また男性探偵とアベックを装うことでラブホテルなども一緒に入っても怪しまれません。
一緒に入れるということはチェックインの際の2人の様子などを撮影することが可能なのです。
これは浮気の証拠としてはかなり有効なものと言えますので調査報告書の価値を高めていることは言うに及びません。

更に聞き込みなどでも力を発揮します。
聞き込みは見知らぬ人と話をしなくてはなりませんが男性ですとファーストコンタクトにおいてどうしても敬遠されてしまいます。
セールスマンや得体の知れない人と思われ、インターフォン越しから相手にもしてくれません。
その点、女性ですとファーストコンタクトが上手く行く可能性も高く、そうすればいろいろな情報を聞き込める確率も高くなります。

これほど活躍されるからこそ探偵業の中では女性探偵は重宝されるのです。
経験豊富な女性探偵が充実している探偵事務所は尾行する上での成功率は高めるでしょうし聞き込みにおいても様々な情報を入手してくれるので評価は高くなります。

ただどうしても張り込みの際のトイレの問題や夜間、特に深夜の尾行、張り込みでは酔っぱらいや変質者などからも妨害や危険もけっこうあるのでその点において女性探偵を守ることも踏まえ男性探偵を余分に配置しなければならないという多少のリスクは生じます。
ですから重宝される女性探偵は男性調査員がいろいろと守っていかなければならないのです。

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